FX会社のスプレッドの狭さと約定力、どちらが重要なのか分析してみた
「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス スリッページの定義 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 【寄稿者にメッセージを送る】
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FXのスリッページとは何?【発生する仕組みや防ぐ方法を解説】
指値注文の仕組み
と思うかもしれませんが、逆指値注文は細かくいうと「 設定価格になったことをきっかけに発注される成行注文 」というシステムなんです。
逆指値注文の仕組み
スリッページが発生しやすいとき
流動性が低い時間帯のFX取引
FXの流動性
というわけで、流動性が低くなるほど「 思惑どおりの売買が成立しない ≒ スリッページが発生しやすい 」ということを認識しておきましょう。
スリッページを回避したいのなら、 流動性が高い時間帯でのFX取引 が無難ですね。
- 9:00(東京市場が開く時刻)
- 17:00(ロンドン市場が開く時刻)
- 22:00(ニューヨーク市場が開く時刻)
流動性が低い通貨ペアでのFX取引
日本円の絡む通貨ペアでもっとも流動性が高いのは「 米ドル/日本円 」です。
通貨ペアごとの流動性の判断基準は、 よく聞くメジャーな通貨ほど流動性が高い という認識でOKだと思います。
経済指標の発表直後
週末リスクでレートが乖離したとき
つまり、 土曜日と日曜日のおよそ2日間は空白期間 になります。
もしその2日間で世界経済に大きな出来事があると、 金曜日の 終値 おわりね と月曜の 始値 はじめね がレートが乖離 してしまうリスクがあります。
これを「 週末リスク 」と言います。
週末リスクによるレートの乖離
スリッページとは?仕組み、スプレッドとの違い、発生する理由や対策
FX基礎
スリッページとは
出典:マネックスFX
スリッページとは 注文価格と約定価格(売買成立価格)の差 のことをいいます。
この0.060円、6.0pipsの差が、スリッページです。
スリッページとスプレッドの違い
スリッページ | スプレッド | |
発生確率 | 発生しない場合がある | トレードすると必ず発生 |
損益の有無 | プラスに働く場合がある | 絶対にマイナスになる |
スプレッドは「 売値と買値の差 」で、トレードにおける取引手数料であり、トレード毎に必ずかかります。
反対にスリッページは「 注文価格と約定価格の差 」であり、相場次第で発生しない場合があるのが特徴です。
ただし スリッページもスプレッドも、トレード時の実質的なコストであることに違いはありません。
なぜスリッページが発生するのか
・流動性が低い
・FX会社のシステムの処理能力
流動性が低い
原因の1つ目は流動性の低さです。
祝日 、 クリスマス 、 年末 は市場参加者が少なくなり、流動性が低くなるので注意が必要です。
FX会社のシステムの処理能力
2つ目の原因はFX会社のトレードシステムの処理能力です。
通信が集中するとサーバーに大きな負荷がかかるため、通信遅延が発生し、スリッページが発生します。
スリッページの対処方法
・システムが強くて約定力の高いFX会社を選ぶ
・スリッページの許容幅を設定する
システムが強くて約定力の高いFX会社を選ぶ
そこで注目するのが、 スリッページの定義 約定力 です。
約定力とは注文した価格で約定できるかどうかということをいいます。
スリッページの許容幅を設定する
スリッページの許容幅を設定しておくことで、 注文価格と約定価格の差を抑える ことができます。
ただし 許容幅を極端に縮めてしまうと、約定できなくなりますので、状況やトレード手法に応じて数値を変えることが大切 です。
トレード手法によるスリッページの許容幅
トレード手法 | スリッページの許容幅 |
スキャルピング(数秒~数分) | 0.3pips |
デイトレード(数分~1日) | 5pips |
スイングトレード(数日~数週間) | 5pips |
長期トレード(数週間~1年以上) | 5pips |
一般的に数秒・数分でトレードを完結させ、1日に何十回もトレードするスキャルピングの場合は 0.3pipsを目安に設定 するのが望ましいとされています。
スキャルピング以外のトレード手法の場合だと、 5pipsを目安に設定 しておけば、問題ありません。
MT4の自動売買(EA)のスリッページ
自動売買ソフト(EA)を利用してトレードしている場合でも、 FX会社のシステムを利用している以上、通常の注文と同様にスリッページは発生 します。
EAのスリッページの許容幅の設定
EAのウィンドウ内にある「パラメーター」タブをクリックとすると、一覧内に「 Slippage 」という項目があり、これがスリッページの設定項目です。
EAのパラメーターの場合は1=1pipsとなるので、0.3pipならば「0.3」と数値を打ち込めば設定完了 となります。
まとめ-損益に直結するスリッページの幅に注意しよう
無駄な損失を防ぐためにも自身が納得するスリッページの許容幅を設定し、効率的にトレードを行うようにしましょう。
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